(HECTOR RETAMAL/AFP via Getty Images)

中国共産党の技術窃盗とサイバー侵入に対して世界諸国で高まる懸念

世界各地の国家安全保障当局は中国共産党(CCP)による重要な技術、知的財産(IP)、個人データの窃盗活動が深刻化している現状について警鐘を鳴らしている。

2021年3月下旬、台湾国家安全局の胡木源(Hu Mu-yuan)副局長が発表した内容によると、データや技術の調達を目的とする中国共産党の違法活動により、インド太平洋諸国の中でも特に日本と韓国における脅威が高まっているだけでなく、公正な取引環境が損なわれつつある。

ロイター通信の報道では、胡副局長が、「中国共産党は自国勢力を高めるために他国の知的財産を盗んでいる」とし、「産業の競争力を保護し、経済安保を確保するためには、『紅色供給網(レッドサプライチェーン)』による台湾の主要技術の窃盗やハイテク技術者の引き抜きを防止することが重要課題となる」と述べている。

▶ 続きを読む
関連記事
欧州のスーパーで冷却設備へのサイバー攻撃が相次ぎ、温度の急上昇で大量の食品が廃棄された。旅客機への爆破予告も続き、緊急着陸や戦闘機の出動に発展。各事件の関連性や実行者は確認されていない
欧州で航空機への匿名の爆破予告が相次ぎ、少なくとも27便に影響が出ている。緊急着陸や戦闘機による護衛、空港の一時閉鎖も発生。爆発物は見つかっておらず、各国当局が連携して背景を捜査している
米中間選挙で変わる米議会の勢力図。ウクライナ支援、イラン戦争、欧州への関税、台湾への武器売却にどのような影響を及ぼすのか
Googleは警察庁などと協力し、中国企業が130万台以上のネット接続機器に仕込んだ「XCPE」と呼ばれるバックドアを無力化した。
カナダで中共によるスパイ活動や外国干渉に関わる事件が相次いでいる。専門家は、安全審査や外国影響力対策の制度にはなお課題があるとして、国家安全保障体制のさらなる強化を求めている