【漢詩の楽しみ】答族姪僧中孚贈玉泉仙人掌茶
嘗聞玉泉山、山洞多乳窟、仙鼠如白鴉、倒懸清渓月、茗生此中石、玉泉流不歇、根柯灑芳津、採服潤肌骨、叢老巻緑葉、枝枝相接連、曝成仙人掌、似拍洪崖肩、挙世未見之、其名定誰伝、宗英乃禅伯、投贈有佳篇、清鏡燭無塩、顧慙西子妍、朝坐有余興、長吟播諸天
題名:族姪(ぞくてつ)の僧、中孚(ちゅうふ)が玉泉(ぎょくせん)の仙人掌(せんにんしょう)茶を贈るに答える。
嘗(かつ)て聞く玉泉山、山洞に乳窟(にゅうくつ)多し。仙鼠(せんそ)白鴉(はくあ)の如く、倒(さかしま)に清渓(せいけい)の月に懸(かか)る。茗(めい)此の中の石に生じ、玉泉流れて歇(や)まず、根柯(こんか)に芳津(ほうしん)灑(そそ)ぎ、採(とり)服(ふく)すれば肌骨(きこつ)を潤(うる)おす。叢(そう)老いて緑葉を巻き、枝枝(しし)相い接して連なる。曝(さら)して仙人掌と成せば、洪崖(こうがい)の肩を拍(たた)くに似たり。世を挙げて未(いま)だ之(これ)を見ず。其の名定めて誰(たれ)か伝う。宗の英は乃(すなわ)ち禅伯(ぜんはく)、投贈(とうぞう)佳篇(かへん)有り。清鏡(せいきょう)無塩(むえん)を燭(てら)し、顧(かえり)みて西子(せいし)の妍(けん)に慙(は)ず。朝坐(ちょうざ)余興(よきょう)有り、長吟(ちょうぎん)諸天(しょてん)に播(し)く。
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