(AAAAl/Creative Commons)

チベットの光(34)師母のはからい

師父は、ウェンシーが自分の言ったことに一切恨み言も言わず、黙々と謹厳実直にやり抜くのを見て、内心驚きを禁じ得なかった。「この怪力君は、まことに不撓不屈で、行い難きを行い、忍び難きを忍ぶことのできる大丈夫の強者だ。実に、称賛に値し、心を打たれる」。師父はこのように深く感銘を受け、人の見ていないところでしばしば涙を流していた。

 日一日と過ぎ、ウェンシーの背中の傷は次第に大きくなり、最後には耐えられないほどになったので、師母のところに行って言った。「師母、わたしの背中の傷は耐えられないほどになってしまいました。どうか先生のところに行って、先に法を伝えてもらえないか、あるいは少し休養して傷を癒してもいいか、うかがっていただけないでしょうか?」

 師母がウェンシーの話を師父に取り次ぐと、「工事が終わらないうちは、法は絶対に伝えない!そんなに背中の傷が痛むなら、数日休めばいい」と師父は答えた。

▶ 続きを読む
関連記事
OzempicなどGLP-1系薬を長期服用すると、加齢黄斑変性のリスクが最大4倍になる可能性が、110万人超を対象とした大規模研究で判明。専門家の見解と注意点を解説します
朝のこわばりは、年齢とともに感じやすくなる体のサインです。背中や股関節、太もも、ふくらはぎをゆっくり伸ばし、一日を動きやすく始めるストレッチを紹介します。
うつ、不安、睡眠障害、PTSDなどの精神疾患は、心臓病リスクの上昇と関連する可能性があります。心の不調と身体症状を切り離さず、早めに評価する大切さを紹介します。
政府支援の研究により、少量の飲酒でも健康上の利益は確認されなかったことが判明。研究者らは男女ともに1日1杯を上限とするよう推奨しています。
蜂蜜はエナジージェルに匹敵するエネルギー補給効果がある。ブドウ糖と果糖をバランスよく含み、運動前後のグリコーゲン補充や体力回復にも役立つ。マラソン世界記録選手も取り入れた、天然の補給食品としての活用法を紹介。