≪医山夜話≫ (36)
あるゴミ回収人との出会い
私の患者には会社の副社長から、弁護士、教師、料理人、歌手、ダンサー、バイオリニスト、そしてゴミ回収人まで、様々な職業の人びとがいます。今日はこのゴミ回収を仕事としている患者の話をしましょう。
社会的な地位が高く、事業が成功した患者たちは、診療所にいる時も緊張した表情で、携帯電話に絶え間なく着信があり、一分一秒の暇もないようです。
それに比べて、彼はいつも自然に微笑んで、何も心配ごとなどないかのようです。待合室で待っている時も静かに落ち着いた様子で、たまに音楽に合わせて足でリズムを取っています。彼と知り合ったのには、こんなきっかけがありました。
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