(Jose Tom/Creative Commons)
≪医山夜話≫(34-1)

拒食症

拒食症には何種類もの臨床例があります。その中の一つに、患者の精神的な原因により、食べたものを故意に全部吐き出すという病状があります。これにより患者の胃腸機能がだんだんと乱れ、消化不良が起こり、体に各種の病変が起こります。複数の病状がころころ変わる患者を見て、医者はとても困惑しますが、本当の病因がまだ深いところに隠れていることは分かりません。患者はある種の観念にしっかりと制御され、長期間抜け出すことができません。拒食症の治療には普通の療法は効きませんが、患者の強い自制力または隔離治療が必要です。臨床で、先に諦めるのは往々にして患者ではなく医者の方なのです。

 ハイジーは大手企業の役員でした。彼女は部下が作成した書類を修正し、すべては彼女の支配下に置かれています。彼女は企業管理についてとても習熟していましたが、自身の生活や飲食習慣をどうやって正すかについて、少しも分かっていませんでした。

 初めて私の診療所に来た時、ハイジーは禁煙したいと言っていました。私の家庭、素性、職歴などを聞き出すと、彼女はたばこを吸わなくなりました。

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