チベットの光 (24) 再度、雹を降らせる
ウェンシーは師父を供養するために数日もロツアウ谷で物乞いした。彼は物乞いしてきた裸麦で大銅燈、酒、肉を買った。そして、余った裸麦を頭陀袋の中に入れ、その上に大銅燈を括り付け、それを背負って歩き回った。頭陀袋一杯の裸麦に、大銅燈を括り付けると、それは実際耐えられない重さとなった。ウェンシーが、それを担いで尊者の家の前まで来ると、疲労困憊して荷物をどさっと地面に置いたので、家全体が振動でぐらぐらとした。
このとき尊者は食事をしていたが、突如として物音がして家が振動したので、急いで外に出て何事かと確認し、ウェンシーをみとめると大声で言った。「このちびすけのくそ力が!家を壊して、わしを圧死させるつもりだったか?」そういうなり、ウェンシーを足蹴にした。「何をそこでぼうっとつったっているんだ。早くその頭陀袋をもっていけ!」
ウェンシーはこれを聞くと、急いで頭陀袋一杯の裸麦を外に運び出した。彼は、やみくもに怒鳴られ、足蹴にされたものの、心の中には何の不満もなく、また何の悪い思いも起きなかった。彼は歩きながら考えた。「この大先生は癇癪持ちだ。以降は細心の注意を払って応対しなきゃ」
関連記事
太陽光は、気分に関わる脳内物質や体内時計、ビタミンDの生成に関係しています。安全に日光を浴びることは、心の健康や睡眠を支える習慣の一つです。
器具もジムも不要。家にある枕ひとつで全身を鍛えられる5つのエクササイズを理学療法士が紹介。寝る前や起き抜けに、ベッドの上からでも始められます
コーヒーは体に良いのか、悪いのか。アメリカ心臓協会は、成人のカフェイン摂取量と心臓への影響について新たな見解を示しました。
中医学では、顔色、目の下のクマ、唇や舌の色、あご周りの変化などを、体調を知る手がかりの一つと考えます。診断ではなく、健康を見直すサインとして紹介します。
音や音楽は、気分だけでなく心拍やストレス、睡眠にも関わる可能性があります。音楽療法と音による癒しの違い、日常での取り入れ方を紹介します。