チベットの光 (24) 再度、雹を降らせる
ウェンシーは師父を供養するために数日もロツアウ谷で物乞いした。彼は物乞いしてきた裸麦で大銅燈、酒、肉を買った。そして、余った裸麦を頭陀袋の中に入れ、その上に大銅燈を括り付け、それを背負って歩き回った。頭陀袋一杯の裸麦に、大銅燈を括り付けると、それは実際耐えられない重さとなった。ウェンシーが、それを担いで尊者の家の前まで来ると、疲労困憊して荷物をどさっと地面に置いたので、家全体が振動でぐらぐらとした。
このとき尊者は食事をしていたが、突如として物音がして家が振動したので、急いで外に出て何事かと確認し、ウェンシーをみとめると大声で言った。「このちびすけのくそ力が!家を壊して、わしを圧死させるつもりだったか?」そういうなり、ウェンシーを足蹴にした。「何をそこでぼうっとつったっているんだ。早くその頭陀袋をもっていけ!」
ウェンシーはこれを聞くと、急いで頭陀袋一杯の裸麦を外に運び出した。彼は、やみくもに怒鳴られ、足蹴にされたものの、心の中には何の不満もなく、また何の悪い思いも起きなかった。彼は歩きながら考えた。「この大先生は癇癪持ちだ。以降は細心の注意を払って応対しなきゃ」
関連記事
「朝活」は本当に正解なのか。30日間の実験が教えてくれた、続けることと休むことの意味。
「続ける力」は意志の強さではなく、“なぜそれをするのか”にあるのかもしれません。最新の心理学研究をもとに、習慣が続く人の共通点と、無理なく行動を継続するための考え方を紹介します。
健康や若々しさを意識して、ビタミンB3関連サプリを取り入れる人が増えています。しかし新たな研究では、NMNなどの成分が膵臓がん細胞を助け、化学療法の効果に影響する可能性が示されました。
頭痛は「ただの疲れ」とは限らない。くも膜下出血・急性緑内障・脳出血など、命に関わる危険なサインを早期に見分ける方法と、日常でできる予防策・ツボ押し・食事法を専門家が解説
週に一度の料理が、脳と体を同時に刺激し、認知症リスクの低下につながる可能性があります。家庭料理の意外な力とは。