チベットの光 (21) 聖者到来の夢
ロンツァ地方に、「マルバ釈師(※)」という人がいた。彼はインドのノノバ尊者に直接師事し、大きく成道した尊者だった。ウェンシーは、「マルバ釈師」の名号を聞くと、心の中に言い知れぬ喜びが湧いてきて、涙が止まらなかった。彼の心の中に無限の歓喜と比類なき信仰心が生まれたのだ。
彼は、マルバ尊者を師父とすることに決め、さっそくロンツァ地方へと足を運んだ。彼は道すがら、全身に喜びが満ち溢れ、心の中で、「ああ!早く先生に会いたい」と思った。
ウェンシーがロンツァ地方に着く前日の晩、マルバ尊者は夢を見た。彼は、夢の中で師父のノノバ尊者に会い、師父から五色の玉石で彩られた金剛の杵を授かった。その杵は、突端が少し灰で汚れていたが、師父から、また別の柄杓を授けられ、その中は甘露でいっぱいであった。
関連記事
ケールの栄養、効能、食べ方、保存法までまとめた完全ガイド。苦みを抑え、吸収を高める調理のコツも紹介します
寝返りを打っただけで、突然ぐるぐるめまいがすることがあります。原因は、耳の中の小さな「石」かもしれません。
肉や卵だけを食べるカーニボア食は、危険な流行か、治療の道具か。腸、栄養、心臓への影響を科学的に考えます
1200年の歴史を誇る京都の「西陣織」をはじめ、存亡の危機に瀕する日本の伝統工芸の過酷な現実と課題を浮き彫りにした一編。市場原理と文化継承の葛藤を描きつつ、手仕事の価値を後世へ残すための責任と希望を問いかける
今日、歯が痛くても抗生物質があり、暑くてもエアコンがある。当たり前すぎて気づかない現代の恩恵を、先祖の目線から見つめ直してみると、日常への感謝が自然と湧いてきます