診察 (Photo by Christopher Furlong/Getty Images)
≪医山夜話≫(27)

悲しい笑い

待合室から笑い声が聞こえて来ました……。

 その笑い声がとても大きくて力強かったので、声の持ち主に何か大きな喜びがあったのか、または面白い話でもしているのかと思いました。その「ハッハッハ」という声を聞くと、私も思わず顔に笑みが浮かびました。

 Aさんが診療室に入り、彼のカルテに目を通すと、治療希望の欄には意外にも「笑いを止められず、非常に苦痛」と書かれていました。

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