2006年、東京で開かれた拉致問題パネル展に参加する人々(KAZUHIRO NOGI/AFP via Getty Images)

「拉致はグローバルな問題」北朝鮮拉致問題啓発作文コンクール 受賞作公開

政府拉致問題対策本部は、主催する北朝鮮拉致問題を啓発する作文コンクールの2020年度受賞者作品集を2月12日、オンラインで公開した。参加した中高生の作品は「拉致は日朝の問題ではなくグローバルな問題だ」「傍観者から一歩踏み出そう」など問題解決へ向けた力強いメッセージが込められている。

この全国の中高生を対象にした啓発作文コンクールは、拉致問題関連の学習と理解を深めることを図る政府の取り組みの一つ。2020年度は4069点の作品が寄せられ、審査の結果、最優秀賞3点、優秀賞4点、特別賞6点の入賞者が決定した。入選発表は12月12日に東京都で行われた。

作品発表について、政府拉致問題対策本部は、政府の総力を挙げた努力に加えて「日本国民が心を一つにして、すべての拉致被害者の1日も早い帰国実現への強い意志を示すことが重要」であり「拉致問題に触れる機会の少ない世代への啓発は課題」と説明している。

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