<オピニオン>全体主義へ進むアメリカ
アメリカで全体主義国家が形成されつつある。官民を問わず影響力を持つグループが、「異なる意見は許さない」という概念を正当化し、一致団結しているからである。
様々な学者が「自由の国」のアメリカでファシズムや社会主義が台頭していると警鐘を鳴らしてきた。しかし、彼らの意見は概ね黙殺され、あるいは個別の出来事が報道されるだけで、今の状況になるとは誰も想像していなかった。
元ニューヨーク大学のリベラルアーツ教授、マイケル・レクテンワルド(Michael Rectenwald)氏は、一見無関係に見える最近の出来事が、少しずつパズルのピースを埋めるように包括的なシステムを形成していると指摘する。
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