対立深まる豪とGoogle ニュース使用料支払いの義務化めぐり
米検索エンジン大手Googleとオーストラリア政府がニュース掲載の有料化をめぐり、対立を深めている。ジョシュ・フライデンバーグ(Josh Frydenberg)豪財務相は1月24日、ニュース使用料の支払いが「避けられない」と巨大IT(情報技術)企業に警告した。
オーストラリア政府はGoogleやFacebookなどの主要デジタルプラットフォームに対し、記事使用料を報道機関に支払うよう義務付ける法案の可決を目指している。同国政府は広告収入の減少で経営不振に陥ったメディアを支援するため、2年前から同法案の制定に取り組んでいる。ユーザーがニュースを閲覧することで、GoogleやFacebookは収益を得ているため、Googleなどはニュースを提供した報道機関に使用料を支払うべきだと同国議員らが主張している。
Googleは、法案が成立した場合、オーストラリアで「Google検索」の提供を停止すると反発した。
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