ワシントンで開かれた上院情報特別委員会の公聴会で証言するウィリアム・エバニーナ氏=2018年5月15日(Win McNamee/Getty Images)

米情報当局の高官、中国共産党の脅威を警告 「他のどの国よりも広く、深刻」

米国家防諜安全保障センター(NCSC)のウィリアム・エバニーナ長官は19日、米FOXニュースに対し、中国共産党の米国に対する悪意ある対外影響力行使はバイデン政権が直面する主要な課題の一つになるとし、中共政権ほど米国に「より広く、より深刻な」脅威を与えている国はないと語った。

エバニーナ氏は21日に長官を辞任した。辞任の2日前に行われたこのインタビューで、同氏は、ビッグデータ収集から産業スパイ、悪意のある影響力、サプライチェーン攻撃などに至るまで、米国に対する中国の幅広い脅威について概説した。

「中国(共産党)は米国に対して高度に洗練された悪質な対外影響力行使を続けている」「中国(共産党)は贈収賄、恐喝、企業との秘密取引などを通じて、米国の政策や態度に影響を与え、中国(共産党)の利益に沿うように働きかけている」としている。

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