ウル遺跡から発掘された粘土板から明らかになった4000年前のクレーム事件
英ロンドンにある大英博物館。そこに展示されている古バビロニア時代の粘土板が、世界最古のクレームであったことが判明しました。紀元前1750年頃に書かれた粘土板のくさび形文字を解読したところ、質の悪い銅を売りつけられ返金に応じてもらえず、使者を送ったが門前払いを受けたことに激怒したバビロニアの銅商人・ナンニが、取引相手のエア・ナシル宛に出した苦情の手紙だったことがわかったのです。
アッシリア学者のA・レオ・オッペンハイム氏の著書『Letters from Mesopotamia: Official, Business and Private Letters on Clay Tablets from Two Millenni(原題)』に収録されたこの粘土板の現代語訳から、ナンニの怒りがはっきり読み取れます。
エア・ナシルに伝えてくれ。
この前、君はこう言った。「ジミル・シンに良質な銅を渡す」と。だが君は約束を守らなかった。私の使者に粗悪な銅を渡して「欲しいなら持っていけ。いらないならそのまま立ち去れ!」と言い放った。
関連記事
自分を許せない背景には、過去へのとらわれや強すぎる責任感が関係することがあります。責任を受け止めながら心を軽くする視点を紹介します。
突然の動悸や脈の乱れは、一時的なものだけでなく危険な不整脈の可能性もあります。受診の目安や発作時の対処法を医師が解説します。
春に悪化しやすい喘息、その原因は「炎症」にあった?最新研究が示す治療の変化と、発作を防ぐための生活の工夫をわかりやすく解説します。
鳥を見たり鳴き声に耳を澄ませたりすることは、不安や孤独感を和らげ、心を今に戻す助けになる可能性があります。気軽に始められる自然の癒やしです。
薬だけに頼らず、運動と生活習慣で進行にブレーキをかける——パーキンソン病と向き合う新しいアプローチをわかりやすく解説します。