【紀元曙光】2020年8月3日
杜甫の名詩「岳陽楼に登る」を思い、胸がつぶれるほどの悲しみを覚えている。
▼昔聞く洞庭(どうてい)の水、今登る岳陽楼、呉楚東南に坼(さ)け、乾坤(けんこん)日夜浮かぶ、親朋一字無く、老病孤舟有り、戎馬(じゅうば)関山の北、軒に憑(よ)りて涕泗(ていし)流る。小欄の筆者は漢詩をこよなく愛好するが、それを生んだ、美しい風景の中国は、今はない。
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