スイス中銀、政府のコロナ対応支出の穴埋めに反対=副総裁

[チューリヒ 23日 ロイター] – スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のフリッツ・ツアブリュック副総裁は23日、新型コロナウイルス対応に向けた国および地方政府向けの支払いを増額し、予算の穴を補てんすることに異議を唱えた。同日付の独語紙ノイエ・チュルヒャー・ツァイトゥングのインタビューに答えた。

昨年、SNBは500億フラン(約528億ドル)に近い利益を出していた。今年は40億フラン超の利益分配を迫られている。これについて同副総裁は「もしSNBの利益分配をある特定の目的に紐付けし始めれば、政治的な意味を持つことになる。それは望ましくない」と述べた。

同副総裁は、金融政策では新型コロナウイルス感染拡大が経済に及ぼした悪影響を吸収できないとの立場を表明。「ここは財政政策の出番だ。財政政策手段がもう使えないとなれば、それは経済全体にさらに悪い結果をもたらす」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
中共の調査船が、米国・台湾・フィリピンを結ぶ海底光ケーブル上の海域を長時間低速航行していた。専門家は、情報収集活動の典型的な特徴に合致すると指摘している
政府は4日、最新版の「防衛白書」を発表し、中国共産党政権を日本が直面する「これまでにない最大の戦略的な挑戦」と改めて位置付けた
タイでの交通事故から地下武器庫が発見された。中国人男性には禁錮46年の判決が下された。押収された軍事装備には、M16およびM4突撃銃などの銃や、大量の弾薬と弾倉、C4高性能爆薬なども発見された
欧州を襲う異常気象が食卓を直撃する。猛暑・干ばつ・山火事で農作物が大幅減産、仏野菜は収穫半減の恐れ。スペイン穀物も500万トン超減少見通し
米ホワイトハウスはMeta、Anthropic、OpenAI、Googleなどを招き、先端AIモデルの自主的なサイバーセキュリティー試験枠組みを協議した。AIエージェントによる試験環境突破を受け、安全性への懸念が高まっている