スウェーデン、抗体保有率6.1%どまり 「集団免疫」の獲得遠く

[ストックホルム 18日 ロイター] – 新型コロナウイルス禍への対応として都市封鎖(ロックダウン)を実施していないスウェーデンで、国民の抗体保有率が約6.1%にとどまっていることが最新の検査で分かった。スウェーデンは国民の多数が感染することで免疫を得る「集団免疫」の獲得を目指しており、期待を裏切る結果となった。

政府のコロナ感染対策を率いる疫学者、アンデシュ・テグネル氏は「感染拡大のレベルは思ったよりも低いが、大幅に低いわけではない」とした上で、新型コロナ感染はクラスター(集団感染)の形で広がり、従来のウイルス動態とは異なると指摘。さらに人口区分に応じて抗体保有率も4—5%から20—25%と開きがあると述べた。

集団免疫は、ある集団において十分な一定人数が感染して免疫を獲得すれば感染拡大を食い止め、残りも感染を免れるという考えだが、新型コロナでは未検証であり、回復した患者の免疫の程度や持続期間も分かっていない。

▶ 続きを読む
関連記事
国連安保理で北朝鮮の核・ミサイル問題を話し合う会合が開かれた。ロシアの反対で国連の監視が難しくなる中、日本は新たな枠組み「多国間制裁監視チーム」で各国と協力し、制裁の抜け穴を防ぐ方針だ
日本から1万4千km離れた資源国・アンゴラ。友好50周年を迎え、茂木外相が現地を訪問。長年の復興支援から、レアアースなどの資源開発を通じた「対等なパートナー」へと進化する両国の最新動向を伝える
茂木外務大臣がアフリカのケニアを出張している最中に、イランのアラグチ外務大臣からわざわざ求められる形で電話会談が行われた
日本の外務大臣として実に42年ぶりとなる歴史的なザンビア訪問。世界有数の重要鉱物を有する同国との絆は、私たちの未来をどう変えるのか?
高市総理はベトナムで演説し、提唱10年を迎える「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」の進化を宣言。宇宙・半導体での日越連携や、エネルギー安保を柱とする「パワー・アジア」構想、安全保障能力強化支援(OSA)の拡充を通じ、地域の自律性を高める新たな指針を示した