混乱は香港が解決すべき、中国は国家安全法の導入再考を=英外相

[ロンドン 11日 ロイター] – 英政府は香港に関する半期報告書で、香港の混乱に対する解決策は中国ではなく香港が自ら講じるべきとの認識を示した。また、中国政府が国家安全法の導入を見直す時間はまだあると主張した。

香港では昨年、大規模で激しい反政府デモが実施された。混乱の長期化を重くみた中国中央政府は今年5月の全国人民代表大会(全人代)で、国家分断や中央政府転覆などを禁じる国家安全法を香港に導入する方針を決定した。

2019年7月1日─12月31日の香港の状況に関する報告書で、ラーブ外相は「混乱に対する解決策は香港が見つけるべきで、中国本土から押し付けることはできない」と指摘し、徹底的で独立した調査を経た上での対話と和解の重要性を強調した。また、昨年末以降の状況にも踏み込み、「中国が考え直し、瀬戸際から後退し、香港の自治と自らの国際的責務を尊重するための時間はまだある」と述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
米以による「エピック・フューリー作戦」が4週目に入り、専門家はイラン政権が実質的な崩壊状態にあると分析。反撃能力を喪失し指導部も機能不全に陥る中、核施設やミサイル網の完全排除に向けた戦局の行方が注目される
イランを巡る「三正面」の衝突と、緊迫する中東情勢を解説。イスラエル・米軍との軍事衝突に加え、エネルギー施設への攻撃で近隣諸国の忍耐も限界に近い。専門家は、イランの軍事力不足から地上戦は破滅を招くと警告する
ペルシャ湾の緊張が高まる中、イランの石油輸出拠点カーグ島に加え、ホルムズ海峡の戦略要衝である3島が注目されている
南アフリカ政府が、国内の鉄鋼産業を保護するために中国とタイ産の形鋼に対して高率のアンチダンピング関税を課した
トランプ政権がロシアとの関係改善を急ぐ真意とは。ウクライナ戦争終結の先にある、中ロ離間による「中国包囲網」の再構築と、米国第一主義に基づく新たな地政学戦略の実態に『Politico』の分析から迫る