【紀元曙光】2020年5月9日

明智光秀が主君である織田信長に反旗を翻すにあたり、自軍の諸将の前でこう叫ぶ。「敵は本能寺にあり!」。

▼映画やテレビドラマでは定番のセリフであるが、もちろん史実ではないだろう。実際に1万数千の大軍を丹波から京都に移動させ、本能寺を厳重に包囲するまでは、敵方に察知されないよう秘密裡に進めたはずだ。信長は、知れば一人さっさと逃げるだろうから。

▼申したいのはそのことではない。テレビ各局の情報番組を見ると、日本各地で、ご苦労が絶えないことがよく分かる。何十年も地域に愛されてきた洋食店や天ぷら屋さんが「心ならずも廃業を決めました」などというニュースを聞くにつけ、小欄の筆者も胸が痛むばかりだ。

▼ただ、そうした情報番組の内容で、あまりの無知に憤慨するのは、例えば、ウイルスの最初の発生源について中国政府とトランプ大統領との応酬を取り上げた後、ゲストコメンテーターの誰かが「ケンカしている場合じゃない。新型コロナウイルスという人類共通の敵に対して、アメリカも中国も一つになって、協力して闘うべきだ」を言うことだ。

▼これは禁物。相手が中国共産党の場合、「仲良くしましょう」は真逆の論理となる。ここは中国の政権政党である中国共産党の政治責任を、絶対に逃がさず、ごまかさせず、相手が逆ギレしようが、がんがん責め立てなければならない。だから「中共ウイルス」なのだ。

▼賠償金を払うはずもないが、世界各地で訴訟を起こしてよいのである。とにかく、中共を逃がしてはならない。「敵は中南海にあり!」。日本政府も覚悟を決めるべし。

関連記事
運動や食事に加え、良質な睡眠が体脂肪燃焼に重要な鍵です。この記事では、寝ている間に脂肪を燃焼させる3つの戦略を紹介。
食生活改善の第一歩として、手軽に揃えられる食材を活用しましょう。忙しい日でも、栄養豊富で簡単な料理が作れます。スパイスやナッツ、シナモンなど、日常に役立つ食材を詳しく紹介します。
今年の夏、世界各地で記録的な猛暑が続き、熱中症リスクが高まっています。台湾の陳俊如院長が、熱中症対策に効果的な食材や予防法を詳しく解説。
水分補給の基本、実は「1日8杯」だけではない?年齢や生活環境に応じた適切な水分摂取方法をご紹介します。
スタンフォード大学の研究者が開発した新技術により、皮膚を一時的に透明にして内部の臓器を安全に観察できるようになりました。食品用染料を使った革新的な方法が、医療診断に新たな可能性をもたらすかもしれません。