邪淫の危害
漢方医学では、「肝開竅于目」といい、肝の強さは目に現れます。生命活動に欠かせない「血」と「精」はそれぞれ肝と腎に蓄えられていますが、腎精は肝血を養う作用があり、腎精不足になると、肝血が少なくなります。故に、腎精が消耗しすぎると、目が輝きを失い、目の周りにクマができやすくなります。腎精が充実していれば、目は輝いて生き生きとしてきます。
肝血と腎精を消耗する原因としては、過労、ストレス、慢性疾患、老化、過剰な性生活などがあります。また、意淫(淫らなことを想像)に耽ったり、邪念を起こしたりすると、やはり肝血と腎精を消耗します。
腎精が不足すると、人体が衰える一方、情緒不安定になりやすく、思考力も低下し、間違った決断を出しやすくなります。腎精は腎陽を生じる源であり、腎精が不足すると、陽気が弱くなり、陰邪が溜まりやすくなります。陰邪が体内に蓄積すれば、身体にいろいろな症状が出てきます。
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