ファイブ・アイズ、武漢研究所は「高リスクの科学研究していた」=報道
英語圏5カ国の情報機関同盟「ファイブ・アイズ」による調査報告によると、中国武漢から発生した中共ウイルス(新型コロナウイルス、武漢肺炎)について、中国当局は、発生の証拠を意図的に隠したり、破棄したりしていたことが明らかになった。
ファイブ・アイズは米国、英国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドの情報機関から成る同盟。このほど、オーストラリアのデイリー・テレグラフ週末版はファイブ・アイズがまとめた報告書を入手した。15ページの報告書には、中国共産党はウイルスが人から人への感染の可能性を知っていながら隠ぺいしたこと、また警告を発した医師への抑圧、実験室の証拠の破壊、海外の科学者に検体を提供することを拒否したことなど、既報の主張や情報をまとめたものだ。
報告では、武漢のウイルス研究所が出所だという可能性には見方が分かれるが、同研究所はリスクの高い科学研究を行っていたと指摘している。研究所に対する評価は、5カ国の情報組織のほか、米国やオーストラリアの科学者とも協力して実施されたという。
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