Pixabay

緑茶は抗癌能力の増強に効果的

研究によると、カフェインを含まない緑茶の濃縮成分を服用すれば、体内の抗がん作用がある解毒酵素の産生が増加されるという。

これまでの実験と動物を使った研究によると、緑茶中の抗酸化成分「カテキン」は、人体内のGST(グルタチオン-S-トランスフェラーゼ)抗がん酵素を活性化できるという。米アリゾナ大学・がんセンターの周暁輝氏(台湾出身)は、緑茶から濃縮したカテキンがどの程度人体のGST解毒酵素を活性化させるのか、健常者24人を対象者として実験研究を行なった。その研究成果は、既に医学の季刊誌「がんの病理学、生物的指標と予防」で発表された。

▶ 続きを読む
関連記事
大腸がんは「いつ治癒といえるのか」。3万5,000人超のデータから、手術後6年で再発率が0.5%未満になる重要な節目が判明。長年の不安に明確な指標を与える最新研究の意義を分かりやすく紹介します。
更年期以降、腸内細菌叢の変化が炎症やホルモン代謝に影響し、乳がんなど一部のがんリスクに関係する可能性があります。腸の乱れとがんの関連、改善策を解説します。
ごく小さな「げっぷ」や胸の違和感――それが命に関わるサインかもしれません。見逃されがちな消化器がんの初期症状、早期発見の重要性、最新治療まで、知らないと危ないポイントを丁寧に解説します。
免疫療法は自分の免疫系を直接働かせ、がんと闘う力を引き出す治療法です。腸内環境、食事、運動、ストレス管理などの生活習慣が、免疫反応や治療効果に影響することが明らかになっています。
肝がんは急に発症するのではなく、肝臓への負担が長年蓄積し、線維化・肝硬変を経てがん化へ進行します。この過程には介入の時間があり、飲酒習慣や脂肪の代謝改善、ウイルス感染の管理で発症リスクを大きく下げることができます。