長年中国臓器狩り問題を調査してきたカナダ人権弁護士のデービット・マタス氏。2019年10月米バージニア州で撮影(林楽予/大紀元)

中共肺炎のまん延、カナダ人権弁護士「国家によるテロで刑事責任問うべき」

中共ウイルス(新型コロナウイルス)が全世界で猛威を振るうなか、多くの国の政府や団体が、中国当局が当初から感染情報を隠ぺいし、感染者数を過少報告したと非難している。カナダのデービット・マタス(David Matas)弁護士は、中国共産党政権による臓器ビジネスを含む情報隠ぺいや虚偽報告の問題を積極的に追及していれば、今回の世界的な疫病流行は避けられたかもしれないと話した。

マタス氏と、同国元閣僚デービット・キルガー(David Kilgour)氏は15年間以上、中国当局が伝統気功・法輪功の学習者を主な対象にした強制臓器収奪と移植ビジネスを調査し、その実態を各国政府や人権団体に訴えてきた。両氏の調査では、当局は組織的に法輪功学習者、キリスト教徒、政治犯などから臓器を強制的に摘出し、国内外の移植希望者に手術を施し、莫大な利益を得た。

昨年6月、第三者による人権問題の調査と評価を行う模擬裁判「民衆法廷」がロンドンで開かれ、50におよぶ証言が精査された。その結果、臓器収奪問題は中国本土で「相当な規模で行われている」とし、最大の犠牲者は法輪功学習者との報告をまとめた。

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