アングル:行き場失う農産物、新型コロナで世界の食糧流通網寸断

[サーターラー(インド)、シンガポール、ロンドン 3日 ロイター] – インド西部、土地の肥沃(ひよく)なサーターラー地域では、農家が家畜にふだんと違う餌を与える光景が見られる。水牛にレタスを与える者もいれば、乳牛にイチゴを与える姿もある。

特別なご馳走というわけではない。家畜に与えるか、さもなければそのまま廃棄するしかないのだ。実際に廃棄している農家もある。トラックに満載された生のブドウを、堆肥の山に投棄して、腐るに任せている。

新型コロナウイルスの拡散を防ぐ目的で行われているロックダウン(都市封鎖)のせいで、農家は収穫物を消費者に届けることができなくなっている。世界の多くの地域と同様、インドでも、人の移動が制限されたことで、農業や食糧サプライチェーンに混乱が生じており、さらに広い範囲で食糧不足や価格高騰が起きるのではないかという懸念が高まっている。

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