Shutterstock / Kzenon
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ちょうどいいタイミングで現れた警官 助けを求めた女性

2019年1月、アメリカのノースカロライナで警官をしているプットナムさんは、勤務中に書類を届けるため、ある家に立ち寄りました。プットナムさんは、その家に書類を届けようと玄関のドアを数回ノックしましたが、誰も出てきませんでした。

返事がないため、そのまま立ち去ろうとした時、ドアが開きました。プットナムさんは出てきた女性に書類を手渡そうとしました。ふとその女性を見ると、その女性が恐怖で震えているではありませんか。そして小さな声で「助けて」とささやきました。彼女の顔をよく見ると、目の下にあざがあり、首の周りにも絞められたような跡があるのに気が付きました。

この女性に対するDVで保護処分命令が出ていたアダムスが家に戻ってきていたのです。裁判所からはアダムスをこの女性に近づかせないようにと言われています。プットナムさんは、「そのアザはアダムスに」と女性に聞くと、その女性は頷き、「アダムスが家の中にいる」とプットナムさんに目で合図しました。

プットナムさんはすばやく行動に移りました。彼は後援を呼ぶために本部に連絡をすると、まもなく同僚のサンフォードさんが駆けつけてきました。とにかく、二人でアダムスを家の外に出そうということになりました。家の中にはまだ子供も3人いるようでした。

二人で力を合わせて、家の中を捜索すると、なんとアダムスはクローゼットの中に隠れていたのです。二人はアダムスを逮捕しました。

2010年、アダムスはその女性の家の中に侵入し、強制的にレイプをしたのです。アダムスはまた誘拐、コカイン所持でも告発されています。

「今まで19年も警官として働いていて、こんな経験は初めてでした。立ち寄った家で、助けを求められるなんて。でも彼女は、僕に助けを求めることができたし、事件が起きる前に手を打つことができて、とてもラッキーだったよ」とプットナムさんは言いました。

首を絞めるという行為はとても危険で、死に至るケースが多いようです。ある女性は夫に7回以上も首を絞められ、その末に殺害されました。またある女性もDVに遭い、気絶をし、それから5分後に死に至ったケースもありました。

「もし知っている人でDVに遭っているという人がいるのであれば、首を絞められている痕があったり殴られたアザがあったり何かしら手がかりがあるものです。ぜひ我々にご一報ください。そういう人たちは助けを求めているのですが、なかなか警察や周りの人に言い出せないというのが現状です」と警察の本部長は話してくれました。

(大紀元日本ウェブ編集部)

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