医薬品など主要戦略物資、グローバルサプライチェーンに二度と頼らない=米大統領補佐官ナバロ氏
米国大統領補佐官で通商担当のピーター・ナバロ氏は4月3日、ホワイトハウスで毎日開かれる中共肺炎(新型コロナウイルス肺炎)に関する記者会見で、薬や医薬品など、国の戦略物質の国内生産回帰を目指すとの意思を表明した。
ナバロ氏は会見で、ウイルス肺炎流行の危機により「私たちが学んだことの1つは、グローバル・サプライチェーンに危険なほど依存しすぎているということだ」と述べ、自国での製造と供給率を高める努力を呼び掛けた。著名な経済評論家でもあるナバロ氏は、製造業・通商政策担当大統領補佐官であり通商製造業政策局の局長でもある。
ナバロ氏は、ウイルス肺炎の危機後は、国防総省などの連邦政府のすべての部門が、医療品のグローバルサプライチェーンの危機になっても、米国は医薬品、医療用品、機器を確保可能にするべきだと述べた。
関連記事
妊娠中にCOVID-19に感染した母親の子どもは、3歳までに自閉症など神経発達障害と診断される割合が、感染しなかった母親の子どもよりリスクは上昇するが、全体としてのリスクは低いと研究者は強調している
新型コロナの新変異株NB.1.8.1がEU域内で今後拡大する見通し。現在米国では感染の3割以上を占め、中国で急拡大した株でもある。
中共疾病予防管理センターの発表によれば、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の確定患者数は全国的に数週間連続で増加し、陽性率は22.8%に達した
中国共産党は新型コロナウイルスの流行がすでに沈静化したと主張しているが、各地では依然として死亡者数の高止まりが続いており、社会的関心が高まっている。亡くなっているのは高齢者に限らず、若年層や医療従事者にも広がっている。
中国各地でコロナ感染が再拡大し、住民や医師からは実態が公式発表を大きく上回る深刻な状況との報告が相次いでいる。