【紀元曙光】2020年3月27日

えっ、志村さんも、と驚いた。感染経路は不明だが、その後の濃厚接触者については特定されており、それに該当する人は自宅待機しているとのこと。

▼タレントの志村けんさんが、中共ウイルスの感染による、重度の肺炎で入院しているという。有名人だからどうこうではないが、じわじわと広がるウイルスの存在を実感せざるを得ない。

▼とは言え、不安を大きくすることが小欄の意図ではないので、思い出話を先にさせていただこう。説明は不要と思うが、かつて土曜日の夜に、「8時だョ!」で始まるお化け番組があった。ザ・ドリフターズを中心とする、テレビの公開生番組である。

▼こんな冒険的な番組は、今では不可能だろう。いかりや長介さんをリーダーとするドリフの面々が、文字通り体を張ったコントをするのだが、その巨大な舞台装置といい、発想の奇抜さといい、毎週、度肝を抜かれた。

▼きわどい内容から「子どもに見せたくない番組」として、常に1位の栄誉に輝いていた。確かに、放送禁止の線を越えていた部分も(当時は今ほど問題視されなかったが)多々あった。ただ、「番組を作る、大人の努力の凄まじさ」を、テレビを通じて子ども達に教えたのは「教育的」だったのではないか。見ていた一人として、筆者もそう思う。

▼志村けんさんが、ドリフの正式メンバーに昇格したのが1974年。ゆたかな長髪の、元気な若手だった。その志村さんも、今は70歳のおじいさん。故・高倉健さんと共演した『鉄道員(ぽっぽや)』では名優だった。よく療養して、またテレビでお元気な姿を見せてください。

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。