【紀元曙光】2020年3月5日

江戸落語「長屋の花見」は、もとは上方落語で「貧乏花見」といった。小欄の筆者がなじみ深いのは江戸東京のほうなので、ゆかいな長屋の連中と、上野の山へ花見に行こう。

▼面倒見のいい長屋の大家さんが、店子(たなこ)の面々を連れて花見にいく。皆その日暮らしの貧乏人ばかりなので、酒3升に、つまむ肴は、かまぼこに玉子焼きと、大家さんが大盤振る舞い。もちろん本物ではなく、酒の代わりに番茶、肴は白い大根の漬物に黄色い沢庵という代用品だが、そこは皆、持ち前の陽気さで大いに盛り上がる。

▼豊臣秀吉の醍醐の花見のように贅を尽くさなくても、庶民の花見は、それなりに楽しい。そうだ。それなりに、可能な範囲で、今年は楽しめばいいではないか。ウイルスは御免だが、花見そのものを止めることはあるまい。

▶ 続きを読む
関連記事
「朝活」は本当に正解なのか。30日間の実験が教えてくれた、続けることと休むことの意味。
「続ける力」は意志の強さではなく、“なぜそれをするのか”にあるのかもしれません。最新の心理学研究をもとに、習慣が続く人の共通点と、無理なく行動を継続するための考え方を紹介します。
健康や若々しさを意識して、ビタミンB3関連サプリを取り入れる人が増えています。しかし新たな研究では、NMNなどの成分が膵臓がん細胞を助け、化学療法の効果に影響する可能性が示されました。
頭痛は「ただの疲れ」とは限らない。くも膜下出血・急性緑内障・脳出血など、命に関わる危険なサインを早期に見分ける方法と、日常でできる予防策・ツボ押し・食事法を専門家が解説
週に一度の料理が、脳と体を同時に刺激し、認知症リスクの低下につながる可能性があります。家庭料理の意外な力とは。