写真は2020年1月26日北京市天安門の前で撮影(Betsy Joles/Getty Images)

<新型肺炎>武漢市民、高まる不満「地球にこんな政府があるのか」「共産党、下野しなさい」

新型コロナウイルスによる肺炎は発生から、まもなく1カ月が経とうとしているが、感染が拡大する一方、収束の兆しを見せていない。中国国内では、当局の初動とその後の対応に不満が噴出している。

中国旧正月にあたる1月25日、武漢市民とみられる男性がYouTubeに動画を投稿し、中国当局が当初から新型肺炎のまん延を隠ぺいしたと批判した。

男性は、道路が封鎖された後の武漢市の現在の様子について、「地獄のようだ」と窮状を訴えた。

▶ 続きを読む
関連記事
妊娠中にCOVID-19に感染した母親の子どもは、3歳までに自閉症など神経発達障害と診断される割合が、感染しなかった母親の子どもよりリスクは上昇するが、全体としてのリスクは低いと研究者は強調している
新型コロナの新変異株NB.1.8.1がEU域内で今後拡大する見通し。現在米国では感染の3割以上を占め、中国で急拡大した株でもある。
中共疾病予防管理センターの発表によれば、新型コロナウイルス(中共ウイルス)の確定患者数は全国的に数週間連続で増加し、陽性率は22.8%に達した
中国共産党は新型コロナウイルスの流行がすでに沈静化したと主張しているが、各地では依然として死亡者数の高止まりが続いており、社会的関心が高まっている。亡くなっているのは高齢者に限らず、若年層や医療従事者にも広がっている。
中国各地でコロナ感染が再拡大し、住民や医師からは実態が公式発表を大きく上回る深刻な状況との報告が相次いでいる。