2019年12月29日、米フロリダ州で会見を開くポンペオ国務長官(中央)、エスパー国防長官(左)、ミレー陸軍参謀総長(右)(GettyImage)

米国務長官、イランへの報復なら「合法的な標的に攻撃」を示唆

米国のマイク・ポンペオ国務長官は、米軍がイランで攻撃する可能性のあるどんな標的も、米国の利益を保護するためだけに組織された合法的な標的に限定するだろうと述べた。長官は1月5日の米ABCのインタビューで、イランが米国を攻撃した場合の報復について語った。

両国は緊張の度合いを増している。2019年12月末、イラク北部の米軍基地がロケットによる攻撃を受け、民間業者の米国人1人が死亡した。2020年1月3日、米国はトランプ大統領の指示で、イラン革命防衛隊のソレイマニ司令官らをバグダッド空港近くでドローンを使い、殺害した。

トランプ大統領は4日にツイッターで、イラン政府がさらに米国人を攻撃した場合、米国政府は52地点を標的にした「かつてない激しい攻撃」を実行すると警告した。いっぽう、イランは2015年の核合意を終了すると発表し、またイラク議会は5200人の米駐留軍の追放を決定した。

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