豪州地方当局、13孔子課堂の閉鎖を決定
豪州のニューサウスウェールズ州の教育局は、公立学校13校が契約した中国語および文化講座「孔子課堂」を閉鎖することを決めた。孔子課堂は中国共産党の宣伝機関とみなされている。専門家は、講義内容が中国政府のプロパガンダの要素が濃く、オーストラリアの学問の自由を傷つけていると指摘する。
中国教育部傘下組織が管理する、高等学校から小学校までの生徒向けの授業を行う孔子課堂は、大学教育以上向けの「孔子学院」と同様、共産党政権が審査した教材を使用する。「教師」となる人材も中国当局が審査する。
2018年5月以来、ニューサウスウェールズ教育局は、孔子課堂のプログラムが国内法「外国勢力干渉法」に違反しているかどうかを審査してきた。その結果、政治介入の明確な証拠はないとするものの、「不適切な外国の影響を助長する恐れがある」とした。
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