Watermelon is racking up a long list of bona fide health benefits in scientific literature. (Sharomka/Shutterstock)

スイカが健康にもたらす素晴らしい効果

スイカは夏のリフレッシュする為だけの食べ物ではありません。夏と言えばスイカですが、美味しいだけでなく、健康にも良い食べ物なのです。臨床研究の観点から見てもれっきとした医療用の食品でもあるのです。

現在、スイカなどの日常的に手に入る食材は研究が進んでいます。例えば研究者が発表した文書によると、500mlのスイカジュースに含まれる1.17グラムのアミノ酸L-シトルリンは心拍数や筋肉痛を抑えるのにとても効果的だと発表しています。

最近の研究ではスイカを摂取することで、以下のようなメリットもあると発表されています。

老化防止

スイカはリコピンを多く含んでおり、ルテインとβカロチンのようなカロチノイドも含んでいます。2003年の調査ではスイカジュースを摂取するとリコピンとβカロチンの血漿濃度を高めることが明らかになりました。

リコピンは生活習慣病の原因となる活性酸素を消去する働きなど、40以上の身体によい効果があり、βカロチンには夜間の視力の維持、皮膚や粘膜の健康維持を助けるなど、豊富な健康効果があります。またスイカを摂取することにより、癌の発生率が下がるとも発表されています。

血圧の降下、動脈の活性化

2012年の発表では中年で肥満の人を対象に6週間スイカジュースを摂取してもらう実験を行ったところ、血圧が下がり、動脈機能の向上が確認されたそうです。

血管が正常に動作しないと内皮機能障害とよばれ、アテローム性動脈硬化症などの病気にかかりやすくなります。もしスイカにこういった病気を予防する効果があることが判明すれば、近い将来、コレステロールを下げる薬など副作用のある薬の代わりにもなる可能性もあります。

プラズマ・アルギニン濃度の増加

2007年に発表された研究ではスイカジュースはプラズマ・アルギニンの濃度を増加させることが明らかになりました。これはL-シトルリンが効果的にアルギニンに変わったことを意味します。アルギニンは健康にとても良い成分です。特に内皮機能障害の改善に効果的であり、少なくとも20以上の研究で、内皮機能障害を改善する文書が作成されており、150以上の健康によい効果があることが証明されています。

メタボリックシンドロームの防止

スイカはL-シトルリンを多く含んでいる為、メタボリックシンドロームの改善に大きく役に立ちます。またこの実験により、果物の摂取では2型糖尿病のリスクが上昇しないことが判明しました。

スイカの種に含まれる良質なたんぱく質

実はスイカの種にも栄養が含まれています。スイカの種はタンパク質が多く含まれており、またマグネシウムや銅なども多く含んでいる為、貧血対策や骨や歯の健康維持にも効果的です。

終わりに

スイカは健康に良い食べ物ですが品質と適切な量を摂取するようにしてください。

そうすれば美味しさと共に健康な身体を手に入れることができるかもしれません!

(大紀元日本ウェブ編集部)

関連記事
中国古典舞踊の最高峰・神韻芸術団は20日に来日。待望の2025年神韻世界巡回ツアーが23日に日本の名古屋で開幕する。
肩の柔軟性と筋力を高める6つのエクササイズを実践すれば、可動域を改善し、肩こりや日常の不快感を和らげる効果が期待できます。
白キクラゲやレンコンをはじめ、免疫力を高める10の食材を紹介。伝統医学と現代科学が推奨する抗炎症効果で、肺を潤し冬を快適に過ごす方法を提案します。
新たな研究により、男性における自閉症の発症リスク上昇には、Y染色体が関与している可能性が示されました。男性では自閉症が女性より約4倍多く見られる一因として、Y染色体が自閉症リスクを特異的に高めていることが明らかになっています。
朝食のタイミングを調整することで、2型糖尿病の血糖値管理が改善する可能性があることが新しい研究で明らかに。運動と食事のタイミングが血糖値に与える影響を探ります。