チェコ政府、台湾籍被疑者8人の中国引渡しを拒否

チェコ政府は15日、8人の台湾籍容疑者に関して中国大陸への身柄引き渡し要求を拒否した。香港で起きた「逃亡犯条例」改正案に対する反対デモを受け、国際社会は被疑者の中国移送に慎重になっている。

今月8日、韓国政府は中国の要求を無視して台湾籍の容疑者22名を台湾に送還した。これに続き、チェコも8人の台湾籍の犯罪被疑者の引き渡し要求を拒否した。

同国のヤン・ハマーチェック内相はツイッターで、中国が身柄引き渡しを要求している被疑者に対して「補完的保護措置」を適用すると述べ、具体的な理由については明らかにしなかった。容疑者らの弁護人は、「身柄を引き渡せば、彼らが非人道的に扱われ、死刑になる恐れがあるとチェコ政府が考えたためだろう」と述べている。

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