UFO目撃情報増加 米海軍、報告手順書を更新
米フォックスニュースは5月27日、ニューヨーク・タイムズ(5月24日付)の情報として、米海軍パイロットによる未確認飛行物体(UFO)の目撃情報が増えたため、海軍は5月、空中で遭遇した説明できない現象やUFOについての報告手順書を更新した、と報じた。
同報道によると、2014〜15年、ほぼ毎日、東海岸でUFOの目撃情報が報告された。
あるパイロットの報告によると、UFOは逆風の中、皿が回転するように飛行していた。目に見えるエンジンや排気による飛行機雲がないにもかかわらず、3万フィート(約9140m)の高さで飛行した。
2015年初め、任務執行中の飛行機のビデオカメラがUFOの姿を捉えた。不明物体が海の上で遠い場所にあるかと思うと、急速に近くまで飛来し、パイロットたちの好奇心と疑念を引き起こした。
「わあ、あれは何だ?仲間か?」もう一人は驚嘆し「見て!飛んでいるよ」パイロットらの興奮気味の会話も録音された。
2007年から米国防総省は「先端航空宇宙脅威識別計画」(Advanced Aerospace Threat Identification Program)を密かに進めていた。この計画の目的はレーダーデータやパイロットが撮った動画、UFOの目撃者の報告を研究するためだ。
The U.S. Department of Defense has a list of extraordinary, logic-defying capabilities most commonly associated with UFO sightings, they’re called the 「five observables.」 #Unidentified https://t.co/cslu7vIFot
— HISTORY (@HISTORY) May 22, 2019
Under new rules meant to encourage them to keep track of what they see, U.S. Navy pilots and sailors won』t be considered crazy for reporting #UFOs. @MichiganAero prof. Iain Boyd explains the Pentagon’s interest in this phenomenon in @ConversationUS. https://t.co/vSqLC90VH0 pic.twitter.com/tPS0T5UGuK
— Michigan Engineering (@UMengineering) May 26, 2019
同計画に毎年2200万ドル(約20億円規模)の予算が投入された。計画は資金不足で2012年に正式に打ち切られたが、海軍は今なお、UFOの軍事報告についての調査を続けている。
2014年末パイロットのライアン・グレーブズ中尉は国防総省と議会に、彼が操縦するF/A-18が危うくUFOと衝突するところだったと報告した。
「飛翔体が飛行状態を維持するには大量のエネルギーが必要ですが、それらは1日中、外にいることができます」海軍に10年間在籍したグレーブズはタイムズ(The Times)のインタビューで、UFOの飛行速度は人々の想像を超えると述べた。
グレーブズ中尉と他4人の海軍パイロットがニューヨーク・タイムズの取材に、軍事演習でバージニア州からフロリダ州に向かった際、航空母艦セオドア・ルーズベルトの艦上からUFOを見たと答えています。
国防総省はUFOを「宇宙からの来客」だとは述べていない。
(翻訳編集・許淳萌)