イタリア首相ジュゼッペ・コンテ氏(OLIVER BUNIC/AFP/Getty Images)

イタリア「一帯一路」覚書検討「植民地化なら断じて応じない」内外から懸念の声 

中国が主導する広域経済圏構想「一帯一路」への参加について、イタリア政権内や同盟国に懸念が広がっている。イタリア副首相は11日、「海外政府による植民地化構想なら応じる用意はない」と警告している。イタリアが所有する航海ルートで欧州と東アフリカ、東南アジアを結ぶ海上経済回廊は共産党政権に狙われている。

イタリアの一帯一路への参加意向は、3月6日、経済開発省ミシェル・ゲラシ次官補が英フィナンシャル・タイムズとのインタビューで明らかにした。

3月22日から3日間、中国の習近平国家主席はイタリアを訪問する。ゲラシ次官補は、一帯一路参加交渉は進行中であり、ジュゼッペ・コンテ首相は滞在中の習主席と覚書に署名する可能性もあると述べた。

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