(Photo by Sean Gallup/Getty Images)

食べ物は単に空腹を満たすもの

「空腹は最高のソース」という西洋のことわざがあるが、古代中国でも同じエピソードがある。

明代の嘉靖(かせい、1522-1566)年間に、大臣を務めた劉氏は、退職すると故郷へ戻ってきた。

当地を管轄する領主は、食事の好き嫌いが激しく、味付けにうるさかった。領主を食事に招くと、必ずと言っていいほど食事に難癖をつけられ、不愉快な思いをする人が後を絶たなかった。劉氏は領主に対するそんな不満を人から聞くと、「領主は昔私の生徒だった。わしが何とかしよう」と申し出た。

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