一歩譲れば、世界が開がる
古人の土地争い 解決法
張庭玉は安徽省桐城出身の官吏で、平素から身を修め心の修養を重んじ、人々から敬愛を受けていた。張氏は、親孝行を重んじ、宰相であった間も、故郷に残した母親を心配してしばしば会いに帰った。あるとき、母を見舞いに戻った張庭玉は、家が古くなったのに気づいた。そこで、諸々の事を手配した後、使用人に作り直すように命じて都に戻った。
張家では早速、隣の葉家との間にあるスペースを使って廊下を造ろうとした。ところが、葉家のほうもちょうど、そのスペースを使って家を増築しようと考えていた。結局、両家は争うことになってしまった。張家が敷地を掘り返すと、葉家がそれを土で埋めてしまうし、葉家が工事を始めようとすると、張家の人が道具を奪ってしまう。両家は何度も言い争いになり、爆発寸前の状態になった。
張氏の母は怒りが収まらず、息子に手紙を出して、この件を速やかに処理してほしいと頼んだ。ところが、張庭玉は手紙を読み終わると、少しも慌てることなく、短い詩を一首書いて故郷に届けた。「家から手紙が届いたかと思えば、ただ壁のことだけ。三尺くらい譲ってもいいのではありませんか?万里の長城は今なおこの世にありますが、それを造った始皇帝はとっくにいなくなりました。人の命などはかないものです。争って何になるのですか?」
関連記事
中医学では、顔色、目の下のクマ、唇や舌の色、あご周りの変化などを、体調を知る手がかりの一つと考えます。診断ではなく、健康を見直すサインとして紹介します。
音や音楽は、気分だけでなく心拍やストレス、睡眠にも関わる可能性があります。音楽療法と音による癒しの違い、日常での取り入れ方を紹介します。
なかなか眠れない夜におすすめの就寝前エクササイズ6選。山のポーズ、ワイパー運動、ボックス呼吸法、漸進的筋弛緩法など、ベッドの中で簡単にできるストレッチで心身の緊張をほぐし、質の高い睡眠へと導きます
頭に浮かぶ考えは、本当にすべて自分自身のものなのでしょうか。脳科学や心理学、哲学、宗教、文学の視点をたどりながら、思考が生まれる仕組みと、それに振り回されず自由に生きるためのヒントを探ります。
新研究では、植物由来の肉や乳製品の代替品に、動物由来製品より多くの添加物が含まれる傾向が示されました。