GettyImages

紫禁城から知る古代中国の五行思想

万物は五行(五つの要素:金、木、水、火、土)から成り、物事には秩序がある。一見、複雑に見える物体や現象はすべて「五行」で構成されており、互いに関連しあいながら、目に見えない「法」によって、秩序が保たれていると古代中国人は考えた。

ユネスコの世界遺産に登録されている北京の紫禁城(故宮博物院)は、五行を取り入れた代表的な建築物といえる。金、木、水、火、土はそれぞれ対応する色や季節、方角があり、それらを配慮した造りが紫禁城にみられる。

 金 ― 秋、白、西 (涼しさ、終了、夕日が沈む)

 木 ― 春、緑、東 (成長、目覚め、朝日が昇る)

 水 ― 冬、黒、北 (寒さ、凍土、北国の長い夜)

 火 ― 夏、赤、南、(炎、輝き、繁栄、真昼の太陽)

 土 ― 真夏、黄、中心 (肥沃、成熟)

▶ 続きを読む
関連記事
運動が体に良いことは知っていても、脳への影響は意外と知られていません。実は、わずか数分の運動でも気分や集中力に変化が現れ、長く続ければ脳の老化対策にもつながる可能性があります
膝の変形性関節症の予防に、ヨーグルトやチーズが関係するかもしれません。日本の成人約1万人を11年間追った研究で見えてきた、発酵乳製品と膝の健康の意外な関係をご紹介します
実年齢は同じでも、脳や心臓の老化の進み方は人によって異なります。血液中のタンパク質から臓器ごとの「年齢」を推定し、症状が現れる前に病気のリスクを見つけようとする研究が進んでいます
「あのとき、違う選択をしていれば」と、昔の自分を責めていませんか。でも、あの頃の自分には、今ほどの経験も心の余裕もなかったはず。過去の後悔と向き合い、自分に少し優しくなるための言葉をお届けします
脳卒中やパーキンソン病の患者の体験を通して、回復に向き合う姿勢を考えます。体の緊張をゆるめる、一つの動きに集中する、小さな練習を続ける。中医学の臨床家が語る3つの工夫と、家族の支え方を紹介します