春には酸っぱいものより、甘いものを食べるべし?
唐代の名医である孫思邈(そんしばく)は、「春には酸味の食物を控え、甘味の食物を増して脾の気を養うべき」と記しています。それは、酸味の収れん作用は陽気の活動を抑制し、甘味は脾の気を補い陽気の活動を助ける作用があるからです。
また、春の食事はあっさりしたものを選び、生のものや冷たいものを控えるのが良いでしょう。なぜなら、油っぽい物は消化しにくく陽気の動きを邪魔し、生のものや冷たいものは陽気を抑え陽気の働きを抑制するからです。
その他、「春夏には陽気を養うべし」という養生訓もあり、陽気を養うため温性の春野菜、例えばショウガ、ネギ、ニンニクの苗、ニラ、タデ、ヨモギ、カラシナなどの適量な摂取が望ましいでしょう。
関連記事
ほうれん草と豆腐を一緒に食べると結石になる? 実は逆に、シュウ酸対策として理にかなう食べ方かもしれません。
春が旬のアスパラガス。実はおいしいだけでなく、腸や骨、細胞の修復まで支える栄養の宝庫です。健康効果を最大限に引き出す食べ方や、意外と知らない活用法も紹介します。
健康のために食べているナッツ、実は種類によって得意分野が違います。脳、心臓、睡眠、血糖値まで──栄養専門家が選んだ「本当に健康的な5種類」と、それぞれの驚きの効能を紹介します。
苦い食べ物は苦手ですか? 実は消化や肝臓の働きを支える一方、控えたほうがよい人もいます。
黒ごまは心臓や骨、腸の健康を支える栄養が詰まった食材です。古くから長寿の滋養食として親しまれてきた黒ごまの力を紹介します。