2015年、フィリピンの首都マニラで、ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王訪問に合わせて設置された。参考写真(JAY DIRECTO/AFP/Getty Images)

ファーウェイ幹部が発言、フィリピンに3年内に中国式監視システムを導入

中国通信機器大手のファーウェイの幹部は最近、フィリピンで開かれた商業フォーラムで、人工知能つき監視カメラのシステムをマニラで3年内に導入する用意があると述べた。同国ネットメディア・ラップラーが12月2日に報じた。

中国国内で、ファーウェイが提供する、顔や所有車両から個人を認識するAI監視カメラは、都市部の街中や公共施設に設置されている。人工知能を備え、個人を認識し、当局が準備を進める個人の信用格付け制度に関連する。ファーウェイ創業者の任正非CEOは元中国軍幹部で、同社が中国共産党と強いつながりがあるとされる。

ラップラーによると、ファーウェイ幹部は監視技術について「犯罪抑制につながる」と強調し、「国家の安全保障にとって重要だ」と説明する。例えば、北京に多数のAIカメラが設置されているため、3時間以内に誘拐された3歳児を救出できたと付け加えた。

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