渡河の遅れが良縁を結ぶ
春秋時代の一国、晋(しん、紀元前11世紀 – 紀元前376年)に度胸と優れた見識を持った娘がいた。彼女は娟(えん)といい、河津吏(河の渡し場役人)の娘であった。娟は父の命を救ったばかりでなく、晋国趙家の当主・趙簡子と素晴らしい縁組を結んだ。
趙簡子(趙鞅、ちょうおう ?―紀元前476年)は晋の政治を取り仕切っていた。ある年、晋の大軍が楚(そ)へ出征する際、埠頭(ふとう)業務の責任者であった娟の父が酒に酔い、大軍が河を渡る時間を遅らせてしまった。趙簡子はたいそう怒り、河津吏を斬罪にするつもりでいた。娟は怖くなり、父親を船に乗せて逃走しようと考えた。娟を見かけた趙簡子は、「何をそんなに急いでいるのだ?」と声をかけた。
娟は、「私は河津吏の娘でございます。父の話によりますと、当主様が河を渡ろうとされるときに突風が起きてしまい、水の神が驚いてしまいました。心配した父は、水の神様にお供え物をして、当主様のご無事を願っていたそうでございます。ところが残った『お神酒』を飲んでしまったところ、酔ってしまったのです。当主様は父を殺そうと考えていらっしゃるのでしたら、私が代わりに死罪を受けとうございます」と説明した。
関連記事
ロンドンで100人超のイタリア人シェフが全長440メートルのティラミスを制作。世界最長記録を更新した甘い挑戦を紹介します。
疲れや動悸、ブレインフォグ……実は“隠れ鉄欠乏”かもしれません。なぜ一般的な鉄剤では改善しにくいのか。吸収を助ける食事や栄養の取り方をわかりやすく解説します。
夕食の時間を少し早めるだけで、心臓や血糖に良い変化が起きるかもしれません。最新研究から見えてきた“食べる時間”と健康の意外な関係をわかりやすく解説します。
欧米の複数の大学の研究者が学術誌『マーケティング・ジャーナル』に発表した研究によると、買い物の前にコーヒーを一杯飲むと、人は消費意欲が増加する傾向があるといいます。
自宅のWi-Fiを最新プランにアップグレードしたにもかかわらず、通信がなかなか速くならない経験はないでしょうか?実は、こっそりあなたのWi-Fiを「食い尽くして」いる要因があります。