住職と小坊主の深い対話
古くなったぼろぼろのお寺に、一人の小坊主と住職さんがいた。小坊主は気落ちして、「この小さいお寺には私たちの二人しかいません。私は下山して托鉢(たくはつ)するとき、他人に野良坊主などと悪口を言われます。いただいた線香と灯明の銭もスズメの涙です。あなたはこのお寺を大きな寺院にするとおっしゃいますが、もはや不可能でしょう」と嘆いた。
住職は袈裟(けさ)を羽織って、何も言わなかった。ただ目を閉じて静かに聞いているだけだった。小坊主はくどくど言い続けた。しばらくして住職は沈黙を破って言った。「北風が強く吹いている。寒くないのか?」
小坊主は体が震えながら言った。「寒いです。両足がこごえて感覚がなくなりそうです」。すると住職は「じゃあ、早く寝よう」と言った。
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