日中財務対話で、麻生太郎・副総理兼財務大臣、中国の劉昆・財政部長(財務相)が握手をかわす(KOJI SASAHARA/AFP/Getty Images)

日中通貨スワップ協議再開へ 中国、対米貿易戦で日本に接近か

中国北京で8月31日、第7回日中財務対話が開催され、中国は日本に対して通貨交換など金融協力に前向きな姿勢を示した。日本接近の背景には、米中貿易戦で米に対抗する力を得るためだとの見方がある。

対話には麻生太郎・副総理兼財務大臣、中国の劉昆・財政部長(財務相)、両国の中央銀行や金融監督当局幹部などが出席した。

財務省の発表によると、最大の焦点となる日中通貨スワップ協定の再開について、両国の財務相は今年5月の日中首脳会談で「合意事項にかかわる作業を速やかに進める」ことで一致した。両国が今後、協議を一段と進めることを示唆した。

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