「中国製造2025」に打撃、豪政府がファーウェイの5G関与を禁止
豪政府が中国通信大手の華為技術(ファーウェイ)に5Gを使った無線ネットワークへの参入を正式に禁止した。ファーウェイは23日、Twitterで発表した。
海外複数のメディアによると、豪政府は声明で、「オーストラリアの法律と相反する外国政府から司法管轄外の指示を受けている可能性が大きい」通信機器メーカーが関与すれば、オーストラリアの携帯電話会社が「不正アクセスや干渉から5Gネットワークを守ること」ができなくなる可能性があると説明した。同政府はファーウェイのほか、中国通信大手の中興通訊(ZTE)も禁止対象にした。
ファーウェイなどの中国通信企業は近年、中国当局の支援を受けて、5Gの技術開発と国際規格標準化の主導権をめぐって欧米の同業大手と競争してきた。ロイターは、豪政府の決定が、中国当局が掲げる製造業振興策「中国製造2025(メイド・イン・チャイナ2025」に大きな打撃を与えたとの見方を示した。
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