ジョン・ボルトン安全保障担当大統領補佐官(Scott Olson/Getty Images)

米中間選挙、中国、イラン、北朝鮮からの干渉を防止する=ボルトン安全保障担当

米国政府は今年11月に行われる中期選挙にあたり、干渉が予想される中国、イラン、北朝鮮からの影響を防止する措置を取るという。ジョン・ボルトン安全保障担当大統領補佐官が19日放送のテレビ番組で語った。

ボルトン氏は3カ国からの干渉について「2018年の選挙にあたり、最も懸念すべき国々だ」「十分な国家安全保障上の懸念があると確信している」と米ABCのインタビューで述べた。

トランプ大統領は、ロシアによる選挙介入は多く報じられているが、米国に対する真の脅威はロシアではなく中国であることを示唆した。

「ロシアばかり見ている愚か者たちは、もっと別の方向を見るようにすべきだ。つまり中国だ」とトランプ大統領は18日(現地時間)、Twitterで書いている。さらに「しかし、われわれが賢く、強く、備えがあれば、皆とうまくやれるだろう!」と述べた。

8月2日、ボルトン氏は米国における選挙を包括的に保護するための努力について発表した。「多くのことは話すことができないものだが、(保護のために)さまざまな選挙の過程を保護するため、守備と攻撃のサイバー活動が含まれる」とした。

8月初め、マイク・ペンス副大統領は米国の宇宙軍事資産に対する潜在的な脅威はロシア、中国、イラン、北朝鮮であると4カ国を名指しした。

(編集・佐渡道世)

関連記事
[ワシントン 10日 ロイター] – バイデン米大統領は11日、インドのモディ首相とバーチャル形式 […]
[パリ 8日 ロイター] – 国連食糧農業機関(FAO)が8日発表した3月の食料価格指数は159. […]
バイデン米政権でインド太平洋地域政策を統括するキャンベル調整官は5日、ロシアによるウクライナ侵攻が続いても米国 […]
[マニラ 28日 ロイター] – フィリピン軍と米軍は28日、2015年以降で最大規模となる合同軍 […]
2019年に中国当局の宗教弾圧から逃れるため、韓国の済州島(チェジュ島)に渡った中国のキリスト教信者60人が、中国に強制送還されるという問題に直面している。