2018年3月北京で撮影、パソコン画面に映るグーグルのロゴ(NICOLAS ASFOURI/AFP/Getty Images)

グーグルが中国検閲版の検索エンジン開発 「企業理念に反する」関係者がリーク

検索大手グーグル(Google)は、中国進出のために、共産党の検閲キーワードである人権、民主、信仰、平和的抗議などを表出させない、情報統制版検索エンジンを立ち上げる予定だという。プロジェクト関係者が内部資料を新興メディアにリークした。

英文メディア「インターセプト」8月1日の報道によると、中国当局に合わせたグーグルの検索エンジン開発プロジェクトは、2017年の春からひそかに進んでいる。同年12月には、サンダー・ピチャイ(Sunder Pichai)最高責任者(CEO)と中国高級高官が会談したことで、計画はますます加速したという。

グーグルのプロジェクト関係者は匿名で同メディアに対して、この中国向け検閲搭載検索サービスのことを知るスタッフは、全社員8万8000人のうち100人程度だという。

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