タイ洞窟の子供たち メンタルを支えたのは瞑想
今月10日、洪水のためタイの洞窟に閉じ込められていた13人全員が生還し、世界中がほっと胸をなでおろしました。最初にダイバーによって発見されるまでの9日間、彼らは暗闇の中でどのように過ごしていたのでしょうか。奇跡的ともいわれる彼らのタフさに注目が集まっています。
閉じ込められたのは、ミャンマーとの国境に近いタムルアン(Tham Luang) という洞窟。連日の雨の影響で洪水となり、地元サッカーチームの子供たち12人とAkeというコーチ(25)一人が取り残されました。食料は、子供たちが持っていた少しばかりのお菓子だけ。洞窟内にしたたる水滴と寒すぎない室温が幸いし、13人は生き延びました。
サッカーチームとコーチ。一部の子供たちが洞窟に入った(Image copyright Facebook/ekatol)
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アイスランドのヴァトナヨークトル(Batnajokull)氷河には息を飲む美しい氷の洞窟があります。洞窟の中から見た氷は、滑らかな曲線を描く透明なガラス岩の続きのようです。また、氷の中に殆ど気泡が入っていないため、ほぼすべての可視光が氷に吸収され、肉眼で見える青い光しか残らないので、洞窟の中の氷はブルー一色になっています。幻想的な氷の洞窟に入ると時間も忘れてしまい、ひたすら青い光に浸りたくなります。