貞観政要

明君と暗君の違い

唐太宗の治世は中国史上でも最も栄えた時代の一つで「貞観の治(じょうがんのち)」と呼ばれ、後世の賢帝と呼ばれた皇帝たちも政治のお手本とした時代であった。『貞観政要』は唐太宗と太宗を補佐した名臣との政治問答集で、日本では徳川家康が非常に愛好していたのをはじめ、数々の為政者が『貞観政要』から為政者たるものどうあるべきかを学んだ。

貞観の初め、太宗は魏徴(ぎちょう)に言った。「賢明な君主、愚かな君主とは何をもって言うのだろうか」。

魏徴はこう答えた。「賢明な君主はあまねく広く臣下の話を聞きます。愚かな君主は気に入った臣下の話しか聞かず信じようとしません」。詩には「先人言うあり芻蕘(すうじょう)[1]に問う」とあります。古の聖なる天子、堯、舜(しゅん)の代には四方の門を開き、世の中の動きをよく捉え、広く人々の話を聞き、その恩恵の行き届かないところはありませんでした。だから共工(きょうこう)[2]や鯀(こん)[3]など悪しき輩も目や耳を塞ぐことはできず、言葉だけはよいが行動が伴わない者に惑わされなかったのです」

▶ 続きを読む
関連記事
今年こそ目標を達成したい方へ。10年以上試行錯誤を重ねた筆者が、成功率を高める具体策を10の視点で解説。挫折しがちな人でも続けられる現実的な方法が見つかります。
キャベツやブロッコリーが「デトックスのスイッチ」を入れる?身近なアブラナ科野菜に秘められた科学的根拠と、効果を引き出す簡単3つの食べ方を、今日から実践できる形でわかりやすく解説します。
26歳で突然すべての髪を失った女性。その原因は「我慢し続けたストレス」でした。脱毛や肌荒れ、腸不調まで──体に現れる意外なSOSを専門家が解説。無理を続ける前に知っておきたい、心と体を守る回復のヒントが詰まった一記事です。
スマートウォッチに表示された小さな変化が、重大な病気のサインだった――。見過ごしがちな「安静時心拍数」は、体のストレスや炎症を映す重要な指標です。自分のベースラインを知り、心臓からの静かな警告に気づく方法を解説します。
耳の近くにあるツボ「聴会」の位置と刺激方法を解説。耳鳴りや歯の違和感のセルフケアとして、日常に取り入れやすい指圧のポイントを紹介します。