瀬戸内町を一望できる高知山(こうちやま)から撮影(大紀元)
日本の離島と中国クルーズ観光

奄美大島に食指伸ばす 世界大手クルーズ副社長は中国人

沖縄県に近く、面積も大差ない奄美大島だが、2017年の入域客数は沖縄が957万人に対して、奄美大島は85万人。一県行政を構え、琉球文化や美ら海水族館などの観光資源を有する沖縄と比べれば、奄美大島はリゾート化など観光開発の深度は深くない。国の特別天然記念物「アマミノクロウサギ」など希少生物が生息し、手つかずの自然が多く残された静かな離島といえる。

クルーズ船誘致計画が浮上した奄美大島最西部の西古見(にしこみ)に属する、瀬戸内町の人口は約9000人。もし、一部で報じられている大型クルーズ船が週2~3回寄港すれば、一週間で地域住民の1.5~2倍近い外国人が入域することになる。不釣り合いな大型訪日観光化計画には、活況を迎えているクルーズ船旅行に力を注ぐ、野心的な中国観光ビジネスがちらつく。

参考:奄美35人集落に中国人5000人?大型クルーズ船誘致計画、国が検討

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