ムニューシン米財務長官。(Alex Wong/Getty Images)

今日から米中通商交渉 米代表団「断固とした姿勢で臨む」

トランプ米政権は、巨額な対中貿易赤字削減に向けて、ムニューシン財務長官、ロス商務長官、ライトハイザー通商代表部(USTR)代表などを中国に派遣した。「スーパー代表団」と呼ばれた一行は3日、北京を訪れ、貿易不均衡の是正や知財侵害をめぐって中国当局と交渉を行う予定。中国側はすでに、一定の譲歩を見せている。

米紙・ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は4月末の報道で、対中超強硬派のナバロ国家通商会議(NTC)委員長も協議に臨むとした。また同紙は1日、米政府幹部の話を引用し、代表団は中国当局に対して断固とした姿勢で迫るという。

ロス商務長官は1日、米メディアCNBCテレビの取材に対して、米中通商協議で合意達成の可能性について「会議室に入らないと分からない」としながらも、「望みがなければ、わざわざ中国まで行かない」と話した。

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