買ったばかりだけど…
カバンに心の痛むような手紙が
世界中に溢れるメイド・イン・チャイナの製品を、当たり前のように享受する私たち。しかし、思わぬきっかけで、大国の裏に潜む闇に触れることがあります。
米アリゾナ州に住むローラ・ワレスさん(Laura Barnhart-Wallace)は、義理の娘からもらった商品券を使い、ウォールマートで婦人用のカバンを買いました。しばらくしまっておいた後、使ってみようとカバンのジッパーを開くと、小さくたたまれた紙切れが入っていました。
それは、中国語で書かれた手紙。一度はゴミ箱へ捨てましたが、思いなおして拾い上げ、義理の娘に翻訳するよう依頼したローラさん。そこには、刑務所での過酷な労働の実態が書かれていました。
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「この商品を購入した方へ、この手紙を世界人権団体に渡してください。中国共産党政権の迫害を受けている数千人は、永遠にあなたに感謝いたします…」。2012年10月、アメリカでハロウィングッズに隠された中国強制労働教養所の受刑者からのSOSレターが国際社会に衝撃をもたらし、話題になった。
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